●ウォーキングの実践
運動には「自律神経のバランスを整える効果」があります。
運動中は「交感神経」を緊張させますが、運動後は逆に「副交感神経」が緊張し、
心もからだも鎮静モードへと移行します。
もともと私たちのからだは二つの自律神経が交互に切り替わることで
「バランス」を保っています。
心身の状態からみれば、一日のうちで何回か、
このような緊張から弛緩への変化を体験することが「生活リズムの維持」に役立ちます。
運動することは大変だと思うかもしれませんが、運動といっても特別なスポーツをする必要はありませんし、「運動は時間がないからできない」という考えでは何もできません。
まずは、「ウォーキング」という手軽にできるものから入るといいと思います。
歩くという動作は全身を使う運動です。
下腹を引き締めて背筋をスッと伸ばすと自然に姿勢がよくなります。
そのまま、いつもより歩幅を大きくとるようにし、親指の付け根あたりから踏み込み、次の一歩を踏み出すようにすると、いつもの歩行より足も腰も、背筋、腹筋も使う運動になります。
腕を軽く振ると、肩や腕などの運動も加わります。
イチ、ニッ、とリズムよく刻んで歩行速度を速めると、さらに運動効果が高まります。
健康のためには「1日1万歩」を目標にするとよいとされていますが、まずは、
日常生活の中で歩く距離を延長したり、五分でも十分でも歩く時間を作ってみましょう。
とにかく「運動するぞ!」と意識して歩くことが大事です。
ただ歩いているだけでは「医学的にも効果がない」といわれています。
脳で意識して運動するから、体全体に効果をあたえるのです。
また、歩くことは発想の転換やリフレッシュにも役立ちます。
ためしにちょっと散歩に出かけてみれば分かります。
「あれ!こんなとこにコンビニができたんだ〜〜」など日常の行動パターンでは
出くわすことがない発見に出会うことができたり、
普段では意識することのない「川や木」などの自然をあらためて考え直すことができます。
さらに、歩くという行為は「車などで行動している時」よりゆっくりとまわりを観察することができるため、なおさら「気分をかえることができるような」いろいろな発見に出くわすことができるのです。
このように、「ウォーキング」は肉体的な面と精神的な面、両方にいい効果を得るとってもお手軽でそれも無料でできる運動です。
日々忙しいかと思いますが、過敏性腸症候群に対抗するため、
30分いや10分でいいから「ウォーキング」を実践してみることをおすすめします。
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参考図書:
「過敏性腸症候群はここまで治る」
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