●ストレスで起こる過敏性腸症候群
「過敏性腸症候群」の「下痢型」と「便秘型」は症状からすると正反対ですから、
本当に同じ病気なのかと思われるかもしれません。
しかし、医学的に消化管の運動をチェックすると、どちらも大腸の運動が高まっていたり、
S状結腸が痙攣するなど、「機能的な異常」によって症状が起こっているんです。
また、消化管の知覚が敏感なために、少しの刺激でおなかが痛くなったり(腹痛)、
便意を催す(下痢)、あるいは腹部膨満感、腹部不快感、腹鳴、ガス症状(おなら)などが起こりやすくなっています。
過敏性腸症候群のもう一つの大きな特徴は、精神的な面での関わりです。
「心理的なストレス」が重なり合って、この病気の発症の原因になったり、
深刻度が増す原因にあることが多いというか大部分を占めます。
また、「過敏性腸症候群」の患者さんのなかには、抑うつ、不安・緊張、身体症状に敏感な心気傾向などの「精神的症状」が見られる例もしばしばあるそうです。
前にも述べたように「下痢」や「便秘」は、
健康な人でもストレスによって起こることがあります。
それというのも「ストレス」を感じる脳と、症状があらわれる消化管は
自律神経によってつながっていて、密接に呼応(反応)しあっているからです。
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参考図書:
「過敏性腸症候群はここまで治る」
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